FC2ブログ

第一講座を上回る参加者で席いっぱいに


三条雲蝶会です。第二講座の報告です。


日時  平成27年11月28日(土)午後2時~4時            会場  三条市  本成寺 寂光殿 
70席を用意しましたがほぼいっぱいになるほどの盛況のなか開催されました。雲蝶さんからのメッセージ                           “雲蝶さんの作品紹介の現場から”       三条雲蝶会会長 角田 道雄        本成寺の成り立ちから語り始め、「冠木門」の特徴から職人の必要性を話されて、本成寺にある雲蝶の作品を整理しながら紹介されました。雲蝶会発足当初から会の運営とともにガイドを務めてこられた角田さんならではの作品紹介でした。                              

1.jpg

講座 「雲蝶の時代の江戸と越後」   新潟大学人文学部教授  原 直史 お生まれは東京、34歳でこの新潟に来られて雲蝶の軌跡と軌を一にしますと言われ、ぐっと私達との距離を縮めてお話しに入りました。                             講義の主題は雲蝶が天保の改革で江戸では仕事がなくなったから越後に来ることになったと言われるがその天保の改革というのはどういうものであったのということでした。天保の改革は二つの面から、一つは国内、飢饉が続き、コメ不足で一揆や騒動が頻発。三条でも放火事件、佐渡一国一揆がおこっている。幕府は物価の抑制、そこから奢侈禁止、それは江戸だけでなくこの三条でも規制され商人などが苦しむ。しかし抵抗するものが現われて必ずしも徹底しない面もあった。もう一つは諸外国がたびたび近海に来るようになった海防強化の必要性です。海防強化のために藩への統制も強めました。こうした国内外の動きの中で雲蝶作品を見ていく必要があるのではとの問題提起を頂き、多くの示唆を頂いた講義でした。         この後 雲蝶さんの時代の社会の様子や雲蝶さんの制作集団などの質疑が交わされ、充実した会となりました。原先生ほんとうにありがとうございました。

2.jpg

                                          第三講座のご案内                           日時 12月12日(土) 午後2時から4時                  会場 三条市総合福祉センター 2階会議室                          
第一部「主に木を素材とした現代彫刻家からみた石川雲蝶」長岡造形大准教授小林花子 小林先生は木を基本素材として立体表現の探究をなさっていらっしゃいます。木彫だけをやっていらっしゃる木彫家ではなく、具体的な像を彫る具象彫刻家でもなく、木以外の素材も合わせて抽象的な作品を制作されていらっしゃいます。雲蝶とは違った方向の芸術活動と言えます。しかし、木を相手に彫る、という部分では雲蝶と共通項がおありです。そうした共通経験を踏まえつつ、現代美術の視点から雲蝶を読み解いていただきます。

第二部「近世寺社建築と石川雲蝶」長岡造形大教授平山育男 
石川雲蝶は近世寺社建築の装飾彫刻の流れの中から生まれてきました。雲蝶芸術は近世寺社建築と切っても切れない関係にあり、近世寺社建築史は雲蝶理解の基礎といえます。平山先生は建築史がご専門で、最近の研究課題は住居史、民家史、近世寺社建築、文化財保存・修復とのことです。
会場があちらこちらと変わって申し訳ありません。第三講座からは三条市総合福祉センターで行いますのでよろしくお願いいたします。参加された方には特製の三条雲蝶会の『連続講座受講証』を進呈しております。どなたでもお気軽に参加ください。
スポンサーサイト